2014年7月16日水曜日

【Postfix】メールサーバーの設定について①

ここ最近、メールサーバの構築に四苦八苦していました。

取り敢えず最低限の設定だけして、テストをしつつ詳細設定に移っていこうとしていましたが、その最低限のところで躓いていました。

症状としては、
  • メール送信 ・・・ ○
  • メール受信 ・・・ root宛は○、ユーザー宛はX
で、ユーザー名@のアドレスでメールの受信ができません。

ログを見たところ “Recipient address rejected: User unknown in local recipient table” そんなユーザー(メールアドレス)は無いとのこと。

設定( /etc/main.cf )を確認したところ、デフォルトで

local_recipient_maps = proxy:unix:passwd.byname $alias_maps


となっており、/etc/passwd や/etc/aliases を参照する設定になっています。
当然 /etc/passwd には既存のユーザー名が記述されており、設定ミスはなさそうです。

途方に暮れていたのですが、結局 Postfix はメールアドレスの大文字と小文字を識別せずに全て小文字として認識するためと判明しました。

つまり、ユーザー名をExampleに設定した時、Example@ のメールアドレス宛に送信すると、Postfix は example@ と解釈して local_recipient_maps の中を参照します。ところが /etc/passwd の中には “E”xample が登録されているので、ユーザーが見つからない、となるようです。

たまたまユーザー名に大文字を含めていたので、大分ハマってしまいました。

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